MotoGPRACE REPORTS

第20戦バレンシアGP

2023年11月26日(日)

サーキット・リカルド・トルモ
気温:19℃、路面:ドライ・24℃、湿度:47%

バニャイヤ、今季7勝目。2年連続チャンピオン獲得。

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RACE REPORT

 シーズン最終戦の第20戦バレンシアGP。タイトル王手で決勝レースを迎えたF・バニャイア(ドゥカティ)が、今季7勝目を挙げて2年連続でタイトルを獲得した。最終戦までもつれこんだチャンピオン争いは、前日のスプリントでタイトルを争うJ・マルティン(ドゥカティ)が優勝。5位に終わったバニャイアとの差を「21点」から「14点」へと縮め、緊張感あふれる決勝となった。バニャイアは予選2番手から好スタートを切って首位に浮上すると、中盤3番手にダウンするも、後半は再び首位に立ち、27周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

 

 優勝でタイトル獲得に華を添えたバニャイアは、「いまはどう言葉にすればいいのかわからないが、チェッカーを受けたときは、間違いなく人生最高の瞬間だった」と、タイトル争いの緊張感から解放されて満面の笑み。チームスタッフとともに喜びを爆発させた。

 

 レースは、好スタートを切って首位に立ったバニャイアを予選6番手のマルティンが2番手に浮上して追うという展開。しかし、3周目の1コーナーでマルティンがブレーキングをミスしてオーバーラン。これで8番手にポジションを落とし、猛列に追い上げていた6周目の4コーナーで、先行するM・マルケス(ホンダ)に追突して転倒リタイア。マルケスも激しく宙を舞う大転倒だったが、幸いにも二人に怪我はなく、これでチャンピオン争いに決着はついた。しかし、マルティンのリタイアを知らなかったバニャイアは、「ホルヘが4番手にいると思っていたので、とにかく転ぶな、気をつけろ。特に右コーナーはタイヤが冷えてるから」と細心の注意を払って走行した。終盤は追撃するF・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティ)、J・ザルコ(ドゥカティ)も、寄せ付けない力強い走りだった。「今年は転倒したレース以外はすべて表彰台に立つことが出来た。スプリントは4回しか勝てなかったが、チームとともに最後まで素晴らしいシーズンを過ごせた」と、7勝15回の表彰台獲得という強さで2連覇を達成。1949年からのグランプリの歴史で、タイトル連覇を達成した13人目のライダーとなった。

 

 2位にザルコ、3位にB・ビンダー(KTM)。4位のディ・ジャンナントニオは2位でゴールするもタイヤプレッシャーの規定違反のため4位に降格となった。

 

 5位にR・フェルナンデス(アプリリア)、6位にA・マルケス(ドゥカティ)、7位にはF・モルビデリ(ヤマハ)で、ヤマハラストランを7位完走で締めくくった。19番手グリッドから7位まで追い上げたモルビデリは、「ヤマハの最後のレースを素晴らしい内容で締めくくることができた。ここまで多くのアップダウンがあった。もしかしたらアップよりもダウンのほうが多かったかもしれないが、今年は良いレースを何度も経験することができた。ヤマハで走ったレースを永遠の思い出にして、ここからは未来に目を向けていきたい」とスタッフと別れを惜しんだ。

 

 8位にA・エスパルガロ(アプリリア)、9位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)、10位にM・ビニャーレス(アプリリア)という結果だった。

 

 11位には、体調不良で最終戦を迎えたF・クラルタラロ(ヤマハ)で、「睡眠時間もちゃんと取れず苦しいレースだったが、ベストは尽くした。今年はとても厳しいシーズンだったが、いろんなことを経験することが出来た。来年はもっといい位置でバトルできるようにしたい」とタイトル奪還に闘志を見せた。

 

 12位には中上貴晶(ホンダ)で、スプリントでは、リアタイヤ、決勝レースではフロントタイヤのフィーリングに課題を抱えたが、「シーズン最後のレースをしっかり完走してポイントを獲得することが出来た。来年はしっかりマシンを仕上げていいシーズンにしたい」とコメントした。

 

 今大会は転倒が多く、完走14台。ホンダラストランのM・マルケスは、スプリントで3位になり有終の美を飾るも、決勝レースはチャンピオン争いをするマルティンに追突されてリタイアだった。「この11年間、本当にありがとう」とホンダに感謝。来季はチームを移籍して新しいチャレンジに挑む。今大会がラストランとなったA・リンス(ホンダ)も転倒リタイア。「このチームで最後のレースだったので全力を尽くした」と語るも残念な結果だった。E・バスティアニーニ(ドゥカティ)も転倒リタイアだった。

RACE RESULT

Po. Rider/Team/Machine Time Support
1

#1 フランチェスコ・バニャイヤ

Ducati Lenovo Team / Ducati Desmosedici GP23

40:58.535  
2

#5 ヨハン・ザルコ

Prima Pramac Racing / Ducati Desmosedici GP23

+0.360  
3

#33 ブラッド・ビンダー

Red Bull KTM Factory Racing / KTM RC16

+2.347  
4

#49 ファビオ・ディ・ジャンナントニオ

GRESINI Racing MotoGP / Ducati Desmosedici GP22

+3.176  
5

#25 ラウル・フェルナンデス

CryptoDATA RNF MotoGP Team / APRILIA RS-GP

+4.636  
6

#73 アレックス・マルケス

GRESINI Racing MotoGP / Ducati Desmosedici GP22

+4.708  
7

#21 フランコ・モルビデリ

Monster Energy Yamaha MotoGP / Yamaha YZR-M1

+4.736  
8

#41 アレイシ・エスパルガロ

Aprilia Racing / APRILIA RS-GP

+8.014  
9

#10 ルカ・マリーニ

Mooney VR46 Racing Team / Ducati Desmosedici GP22

+9.486  
10

#12 マーベリック・ビニャーレス

Aprilia Racing / APRILIA RS-GP

+10.556  

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