MotoGPRACE REPORTS

第8戦イタリアGP

2022年5月29日(日)

ムジェロ サーキット
気温:22℃、路面:ドライ 36℃、 湿度:60%

バニャイア、今季2勝目。イタリアGP初制覇。

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RACE REPORT

 第8戦イタリアGPは、F・バニャイア(ドゥカティ)が今季2勝目を挙げた。フリー走行ではライバルを圧倒する速さでトップタイムをマークするも、不安定な天候となった予選はウエットパッチが残る微妙な路面コンディションの中で5番手。しかし、青空が広がり、再びドライとなった決勝では、その速さをたっぷりと見せつけた。

 

 オープニングラップは大混戦の中で8番手へとポジションを落としたが、2周目に6番手、3周目に4番手、5周目に2番手と着実にポジションを上げた。そして9周目に首位を走るM・ベッツェッキ(ドゥカティ)を交わすと、それからは快調にラップを重ね、23周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。2013年にMoto3クラスにデビューしてから初めてイタリアGPを制したバニャイアは、「イタリアGPはいつも重要な大会だが、今日の勝利は自分にとって間違いなく特別なものになった。ムジェロは難しいサーキット。今大会は気温が高かったり雨が降ったりといろいろだったが、スタッフが完璧な仕事をした。それが決勝につながった。今日は序盤に、大混戦の中で行き場がなくなりポジションを落としたが、落ち着いて行けば勝てると自分に言い聞かせた。本当にうれしい」と満面の笑みだった。これまでミサノで行われたサンマリノGPでは、Moto2とMotoGPで優勝しているが、イタリアGPは初制覇。V・ロッシが引退し、観客も少なく、やや盛り上がりに欠けた今大会だったが、最後は盛大な「ペッコ」コールに満面の笑みで応えた。

 

 そのバニャイアを激しく追ったF・クワルタラロ(ヤマハ)が2位でフィニッシュした。好スタートを切ったクアルタラロは、常にトップグループに加わり、最終ラップにはバニャイアに0.635秒差まで迫ったが逆転することはできなかった。昨年の大会ではサーキットベストタイムを更新してイタリアGP初制覇。イタリアGP2連覇を達成することはできなかったが、これで総合首位をキープし、総合2位で今大会3位になったA・エスパルガロ(アプリリア)との差を8点へと広げた。「正直、今日は表彰台に立てるとは思っていなかった。スタート前に今日は5位にはなれるかなと思ったが、なんと2位になることが出来た。僕のキャリアの中でもおそらく最高のレースになった。前後のタイヤはスライドしまくりだったし、限界まで攻めることが出来た。厳しいレースだったが本当に楽しかった」と、スピードに優るアプリリアとドゥカティ軍団相手に、ディフェンディングチャンピオンの走りを見せつけた。

 

 3位にA・エスパルガロ(アプリリア)。そして、J・ザルコ、M・ベッツェッキ、L・マリーニとドゥカティ勢が続き、7位にB・ビンダー(KTM)。やや間隔が空いて、中上貴晶(ホンダ)が、M・オリベイラ(KTM)、M・マルケス(ホンダ)、今大会PP獲得のF・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、そして追い上げてきたM・ビニャーレス(アプリリア)との戦いを制し8位でフィニッシュした。スペインGP、フランスGPの7位に続き、3戦連続でシングルフィニッシュした中上は、「序盤ペースが上がらず12番手までポジションを落としたが、マルクに追いついて、オリベイラ、ジャンアントニオを抜いた。最終的にホンダ勢トップの8位でフィニッシュ出来てうれしい」と手応えあるレースに笑みを浮かべた。

 

 以下、オリベイラ9位、M・マルケスが10位だった。マルケスは決勝を前に、2020年に骨折した右腕上腕の再手術(4回目)を行うため、レース終了後、渡米することを表明した。復帰の時期は未定だが、「怪我をしてから右腕が完全ではなく自分の走りが出来なくなった。今回の手術で怪我をする前の状態に治したい」とコメントした。

 

 スズキのA・リンスとJ・ミルの二人は、ともに8周目に転倒リタイアとなった。 リンスは「10コーナーと11コーナーの間で中上を抜こうとしたら彼はアクセルを開けてブロックした。それで接触して転んだ」と怒りが収まらない様子。同じ周回にブレーキングミスで転倒したミルは「キャリアの中で最悪のレースだった」と悔しそうだった。両選手にとって、次戦ホームGPのカタルーニャGP。今大会の雪辱に闘志を燃やした。

RACE RESULT

Po. Rider/Team/Machine Time Support
1

#63 フランチェスコ・バニャイア

Ducati Lenovo Team / Ducati Desmosedici GP22

41’18.9230  
2

#20 ファビオ・クアルタラロ

Monster Energy Yamaha MotoGP / Yamaha YZR-M1

+0.635  
3

#41 アレイシ・エスパルガロ

Aprilia Racing / APRILIA RS-GP

+1.983  
4

#5 ヨハン・ザルコ

Pramac Racing / Ducati Desmosedici GP22

+2.590  
5

#72 マルコ・ベッツェッキ

VR46 Racing Team / Ducati Desmosedici GP21

+3.067  
6

#10 ルカ・マリーニ

VR46 Racing Team / Ducati Desmosedici GP21

+3.875  
7

#33 ブラッド・ビンダー

Red Bull KTM Factory Racing / KTM RC16

+4.067  
8

#30 中上 貴晶

LCR Honda IDEMITSU / Honda RC213V

+10.944  
9

#88 ミゲル・オリベイラ

Red Bull KTM Factory Racing / KTM RC16

+11.256  
10

#93 マルク・マルケス

Repsol Honda Team / Honda RC213V

+11.800  

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